自動化は、動いた瞬間よりも**「運用で回り続けるか」**が勝負です。
そのために意識しているのが、例外・ログ・再実行の3点です。
なぜ“復旧できる”が大事か
現場の業務は、例外がゼロになりません。
例外がある前提で「止まったときに誰でも戻せる」ほうが、結果的に安定します。
1) 例外を分類する
例外はまず分類します。
- 入力不足(必須項目が空、型が違う)
- データ揺れ(表記ゆれ、余計な空白、名称差)
- 外部要因(サイト仕様変更、通信、ファイル欠損)
- 業務ルール(この条件のときは別処理、など)
2) ログは“調査用”ではなく“運用用”
ログは、開発者だけが読むものにしない方が強いです。
最低限これがあれば復旧できます。
- 工程名(どこで止まったか)
- 対象(どの行/どのファイル/どのIDか)
- 結果(成功/失敗、理由)
3) 再実行できるように工程を分ける
「全部一括で実行」は作りやすいですが、壊れやすいです。
工程を分割すると、復旧が速くなります。
- 収集
- 整形(正規化)
- 転記/登録
- 出力
止まったら、止まった工程から再開できる形にします。
どんな案件で効くか
- 帳票作成・転記・集計など、定型が多い業務
- データの揺れ(表記ゆれ/例外)が一定数ある業務
- 担当交代があり、属人化を避けたい業務